スクールカウンセラーは親も相談していい。子どもの転校後に悩んだ私の話

学校の相談室でカウンセラーと向かい合って話す母親の後ろ姿の水彩イラスト 引越し

スクールカウンセラーって、子どもが相談する場所だと思っていませんか?

私も、以前はそう思っていました。

子どもが転校先の学校に通うようになり、子どもの様子を見ていると、心配になることがたくさんありました。

「子どもを支えてあげたい」と思う反面、ちょっとしたことでイライラしたり、子どもに強く当たってしまったり。

本当はもっと穏やかに接したいのに、うまくできない自分に悩んでいました。

「このままではいけない。なんとかしなければ」

そう思っていたとき、スクールカウンセラーは親も相談できることを知りました。

そこで、思い切って相談してみることに。

実際に利用してみると、気持ちが整理され、子どもへの接し方を考えるきっかけになりました。

今振り返ってみても、スクールカウンセラーを利用して本当によかったと思っています。

この記事では、私がスクールカウンセラーに何を相談したのか、相談してよかったこと、そして利用してみて感じたことを、親の立場から体験談としてまとめました。

子どもの転校を不安に感じている方や、「こんなことで相談していいのかな」と迷っている方に、私の経験が少しでも参考になればうれしいです。

私が相談したのは「自分のこと」だった

夕方の部屋でひとり立ち止まる母親の後ろ姿の水彩イラスト

スクールカウンセラーに私が相談したのは、私自身のことでした。

私自身が、自分の心の持ち方や子どもとの関わり方について、専門的な視点からアドバイスをもらいたかったんです。

一番解決したかったのは、子どもに対して怒りっぽくなっていたこと

本当は子どものことを支えてあげたい。できるだけ穏やかに接したい。

そう思っているのに、些細なことでイライラしてしまう。

そして、子どもに強く言ってしまったあとに、「また怒ってしまった」と落ち込む。

そんな自分が嫌でした。

「どうして私は、こんなにイライラしてしまうんだろう」
「もっと違う接し方をしないと」

そんな気持ちを抱えたまま、スクールカウンセラーに相談しました。

スクールカウンセラーでは、親である私自身の悩みを聞いてもらうことができました。

当時の私は、スクールカウンセラーは「子どもの相談先」だと思っていたので、まさか自分自身のことで相談するとは思っていませんでした。

申し込みは、思っていたよりずっと簡単だった

学校からのプリントとスマートフォン、マグカップを並べた俯瞰の水彩イラスト

スクールカウンセラーに相談するきっかけになったのは、子どもが学校から持って帰ってきたスクールカウンセラーのプリントでした。

申し込みは、学校に直接電話をして、スクールカウンセラーとの相談を予約するだけ

「何を聞かれるんだろう」「相談理由を詳しく説明するのかな」と少し身構えていましたが、特に詳しい理由を聞かれることもなく、思っていたよりずっと簡単でした。

相談してよかったこと

相談室の窓辺に置かれた2つのカップとメモ帳の水彩イラスト

実際にスクールカウンセラーに相談してみて、よかったと感じたことが3つあります。

① 気持ちが整理できた

まず大きかったのは、自分の気持ちを聞いてもらえたことです。

モヤモヤしていることを誰かに話すには、ある程度、自分の気持ちをまとめて言葉にする必要があります。

でも、これが意外と難しいんですよね。

「子どものことが心配」「子どもにイライラしてしまう」と思っていても、なぜそう感じているのか、自分でもよく分かっていませんでした。

思いつくままに話していると、カウンセラーが「それは具体的にはどういうことですか?」と尋ねてくれました。

質問に答えながら話しているうちに、自分でも漠然としていた気持ちが、少しずつ整理されていきました。

「私が気になっていたのは、ここだった」と、自分自身で気づくことができました。

② 前を向けた

気持ちが整理できると、今まで漠然としていた不安の根本が少しずつ見えてきました。

「どうしたらいいんだろう」と悩み続けていた状態から、「次はこれをやってみよう」と思えるように。

漠然とした不安が、「今できることがある課題」に変わったような感覚でした。

もちろん、相談したからといって、すべての悩みが一度で解決したわけではありません。

でも、「どうしよう」と立ち止まっていたところから、一歩前に進むきっかけをもらえたことは、私にとって大きかったです。

③ 家での対応が変わった

そして、私の中で一番大きな変化だったのが、子どもへの対応が変わったことです。

家で困った場面になったとき、ふとカウンセラーの言葉を思い出すことがありました。

それまではイライラして、そのまま子どもに強く言ってしまっていた場面でも、

「そういえば、あのときこう言われたな」

と思い出すことで、それまでとは違う対応ができることがありました。

相談の時間が終わったら、それですべて終わりー

そんなものだと思っていたのですが、実際には、カウンセラーとのやり取りがその後の家庭での生活にも残っていました。

話を聞いてもらって気持ちが楽になっただけではなく、子どもとの関わり方を変えるきっかけになったこと

それが、私がスクールカウンセラーに相談してよかったと感じている、一番大きなことかもしれません。

転校後、子どもにどんな変化があったのか。そして、親としてどんなことができたのかについては、こちらの記事に詳しく書いています。

転勤族の子どもはかわいそう?小学校3年生以降の転校で起きた変化と親ができる対応

いちばんの壁は「まだ相談するほどじゃない」という気持ち

申し込み自体は簡単で、実際に利用してみてよかったスクールカウンセラー。

でも、実は申し込むまでには少し時間がかかりました。

スクールカウンセラーの利用を考えるたびに、

「もう少し頑張ってみようかな」
「もう少し様子を見てからにしよう」

そう思って、何度も先延ばしにしていたんです。

「こんなことで相談していいのかな」そんな迷いも、ずっとありました。

でも、今振り返ると、そんなに構えなくてもよかったんだなと思います。

家族や親族に相談するのとは、また違う感覚でした。心配をかけることもないし、こちらが相手のことを気遣う必要もありません。「ちゃんと解決しなければ」と頑張る必要もない。限界まで我慢してから相談する必要もないんです。

「ちょっと話を聞いてほしい」そんな気持ちで利用してもいい。

もし今、「スクールカウンセラーに相談してみようかな。でも、まだ相談するほどではないかな」と迷っているなら、まずは行ってみてほしいと思います。

カウンセリングを続けられなかった理由

ここまで、スクールカウンセラーに相談してよかったことを書いてきました。ただ、私はスクールカウンセリングを継続して利用することはできませんでした。

相談してよかったのに、なぜ続けていないのか。その理由は2つありました。

① 子どもが乗り気ではなかった

私自身がカウンセリングを受けたあと、カウンセラーから「子どもにも一度受けてもらってはどうですか」と言われました。

でも、子ども自身はカウンセリングを受けることに乗り気ではありませんでした。

私が学校に行って相談することにも、抵抗を感じていたようです。

無理に受けさせることもできないので、いったん様子を見ることにして、終了しました。

② 相談日が、基本的に平日だった

もう一つは、相談できる曜日や時間の問題です。

私が利用したスクールカウンセラーの相談日は、基本的に平日の日中でした。

私が利用した時期は、引越し後の就職する前だったので特に困らなかったのですが、仕事が始まると、自分の仕事の予定と相談日の都合を合わせることが難しくなりました。

平日勤務の方にとっては、ここが一つのハードルになるかもしれません。

もちろん、スクールカウンセラーの相談日や利用方法は、学校や地域によって違います。

私自身は継続して利用できませんでしたが、だからといって「相談しなければよかった」とは思っていません。

利用できるタイミングで、利用できる範囲で頼ってみる。

それくらいの使い方でもいいのだと思います。

まとめ|使えるときに、気軽に使ってほしい

明るい窓辺で並んで外を眺める母親と子どもの後ろ姿の水彩イラスト

スクールカウンセラーは、子どもだけが相談する場所ではありません。

私自身、以前は「子どものための相談先」だと思っていました。

でも実際に相談してみると、私自身の不安や、子どもに対して怒りっぽくなってしまうことについても話を聞いてもらえました。

今回の経験で、私が感じたことをまとめると、

  • 相談したのは、子どもではなく私自身の不安や怒りっぽさだった
  • 申し込みは学校に電話するだけで、思っていたより簡単だった
  • 話を聞いてもらうことで気持ちが整理され、その後の子どもへの対応も変わった
  • 「まだ相談するほどじゃない」と先延ばしにしなくてもよかった
  • 継続して利用するには、子どもの気持ちや相談できる曜日・時間など、難しい部分もある

転校や引越しのあとは、子どもだけでなく親も知らないうちに疲れています。「子どものために頑張らなきゃ」と思うほど、自分の気持ちは後回しになりがちです。

「こんなことで相談していいのかな」と悩む必要はありません。使えるときに、使える範囲で。

学校からスクールカウンセラーのお知らせが届いたら、とりあえず手元に置いておくだけでもいいと思います。

転校の手続きについては、こちらの記事にまとめています。

転校手続き完全マニュアル|転勤族ママがまとめました

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