転勤族の子どもはかわいそう?小学校3年生以降の転校で起きた変化と親ができる対応

引越し

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「親の都合で、子どもにかわいそうなことをしているのかも…」
そんなふうに感じて、申し訳ない気持ちになったことはありませんか?

我が家は転勤族の4人家族です。子どもは4回ほど転園・転校をしてきました。
大きな問題もなく、子どもにとっての転園・転校は「かわいそう」というより、「いろいろな環境を経験できる、いい機会」と考えていました。

でも、小学校3年生以降の転校は、これまでとはまったく違いました。

「引越したくない」「前のところがよかった」と何度も言って、流す涙…
その姿を見て「転勤族の子どもはかわいそう」と言われる理由にやっと気づきました。

転校から数年経過し、子どもは新しい友達と楽しく元気に過ごしています。
やはり、子どもの適応力は強いのですが子どもの成長段階に合わせて、親としてできるケアを考えさせられました。

結論から言うと、小学校3年生以降の転校は負担が大きくなる傾向がありますが、適切な関わりで子どもはしっかり適応していきます。

この記事では、小学校3年生以降の転校を経験した家庭の体験ををもとに、

  • なぜ以前の転校とは違ったのか
  • 親はどんなことに不安を感じたのか
  • 転校前後に親ができたこと

についてまとめています。子どもの転校や引越しに悩んでいるご家族の参考になれば嬉しいです。

小学校3年生以降の転校は、なぜ今までと違ったのか

小学校3年生以降の転校。我が家の子どもには、これまでになかった反応が見られました。

・「引越したくない」と大泣き
・引越し後は「前のところが良かった」と何度も言う
・体調を崩す
・学校に行きたがらない
・休みの日に遊ぶ友達がいない
・転校前の友達と連絡を取り続ける

これまでの転校では見られなかった変化でした。

小学校3年生くらいになると、子どもの生活は大きく変わってきます。友達と過ごす時間が増え、仲の良い友達との関係も深くなっていきます。

それまで「家族中心」だった生活が、少しずつ「友達中心」に変わっていく時期です。

だからこそ、転校によって

・仲の良い友達と離れる
・築いてきた関係を一度リセットする

という負担が大きくなり、これまで以上に強い反応が出たのだと思います。

親にとっては「また転勤」でも、子どもにとっては今までとはまったく違う転校だったんだろうな、と感じました。

転校で不安になること

実際に転校を経験してみて、私が特に気になったのは「友達」「学校生活」「勉強」「習い事」の4つでした。

友達と離れる寂しさを乗り越えられる?

仲良くなった友達と離れる寂しさ、子どもはうまく乗り越えられるかな…
引越し前に泣いていたことを思うと、尚更不安ではありました。

ですがここはさすがの適応力。
新しい場所でもまた友達関係を築いています。

「また一緒に遊びたい」との思いは強く残っていますが、新しい友達と過ごす今の時間に気持ちが向くので、寂しさは紛れていった様子です。

ただ、転校による環境の変化は子どもにとって大きなストレスになっていると感じました。

後述しますが、この寂しさに対しては親からできることがあります。
・話を聞くなど、家庭を安心できる場所にする
・転校前の友達と連絡を取れるようにする

転校先で新しい友達ができて寂しさが和らぐまでの間、なんとかしてあげたいものですね。

新しい学校になじめる?

結論から言うと、なじめました。

転校生ということで、先生が気にかけてくださることが多く
声をかけたり、様子を見てそれを親に伝えてくださったりと丁寧に対応していただけました。

そしてどの学校でも「話しかけてくれる子」がいるものです。ありがたい!

一緒に過ごして、会話をして、遊んでいるうちに
少しずつ仲の良い友達ができていきます。

そうして、だんだんと
自分の居場所ができていくのだと思います。

勉強についていける?

我が家の子どもたちは公立小学校に通っているのですが

勉強が得意ではない長男と宿題をきっちりやる長女

どちらも授業についていけてない、と感じたことはありません。

学校によって、まだ習っていない単元・すでに習っている単元など、授業の順番が違うことはありますが、
・転校前に学校同士で連絡をとってもらえる
・個別でフォローしてもらう
・個人懇談で相談する
・子どもなりに意識して取り組む(これは長女だけでしたが)

このようなことで解決できました。
不安がある場合は、塾や通信教材を活用して補うのも一つの方法です。

我が家は長男が塾、長女はタブレット学習を利用していました。
楽しく取り組めており、親としても不安の軽減につながりました。

習い事はどうなる?

我が家では、同じ習い事は続いていません。
我が子は「友達と同じ習い事がしたい」というスタンスだったからだと思います。

引越し先によっては
・同じ習い事がない
・送迎が難しい
・仲の良い友達がいない
・先生、指導者が今までと違う
という理由で続けられないこともあります。

その一方、引越し先で
「これやってみたい!」と新しい習い事に興味を持つことがあります。
経験の幅が広がるのは、転勤ならではの良い面かもしれません。

習い事は新しい友達づくりのきっかけにもなるので、やっていて良かったなと思っています。

転校後、子どもに起きた変化

転校後、我が家で特に心配したのが、子どもの心や体に現れた変化でした。

体調を崩す・学校に行きたくない

転校してしばらくの間、学校には普通に通っていました。

でもある時から登校前にお腹が痛くなったり、学校に行きたくないと涙が出る日がありました。

表面上は元気そうに見えても、新しい環境で感じているストレスが体に出ていたのかもしれません。

これらの症状は時間が経つにつれて自然と落ち着いて行きました。

「時間が解決してくれる」と思ってはいましたが、落ち着くまでは悩みます。
学校に行けない日が続くと心配になりますし、落ち着くまでは親も悩みます。

そんな時、スクールカウンセリングで教えてもらったことがあります。

学校に行けない日は、「休んで気持ちを整える日」と考えてもいいこと。

そして、子どもだけでなく、親も引越しによるストレスを大きく受けているということです。

このことを意識するようになってから、客観的に子どもを見ることができるようになったと思います。

もし転校後の子どもの様子が気になる場合は、親だけで抱え込まず、学校の先生やスクールカウンセラーに相談することも選択肢のひとつです。

私がスクールカウンセラーに相談したきっかけや、実際に利用して良かったことについてはこちらの記事でまとめています。
👉スクールカウンセラーは親も相談していい。子どもの転校後に悩んだ私の話

1人での登校が不安そう

もう一つ気になったのが、登校です。

小学校に上がってからは近所の友達と一緒に通学していたのですが、転校してからは一緒に登校する友達がいませんでした。

1人で登校する不安が強く見えたので、付き添うことにしました。
数ヶ月経っても、なかなか状況は変わらず。根気よく付き合って数ヶ月…

ある時突然、「もうここまででいいよ」と子どもから言われました。

付き添う距離が少しずつ短くなり、最終的に玄関で送り出せるようになりました。

もう大丈夫そう、とホッとしました。

子どもによってペースは違います。だからこそ、親が「そろそろ慣れる頃」と思うよりも、子ども自身が「大丈夫」と思えるまで待つことが大切だと感じました。

転勤族の親ができる子どものメンタルケア

ここまでの経験を通して、我が家が転校の前後で意識してきたことは

「安心できる場所を作ること」と「これまでのつながりを大切にすること」です。

引越し前にできること

引越し前にできるメンタルケアとして、我が家で意識しているのは、

・引越しが決まったら子どもに伝える
・転校先の学校について一緒に調べる
・友達と遊ぶ時間を大切にする
・思い出を作る
・友達へのプレゼントを一緒に選ぶ

といったことです。

まずは、子どもにも心の準備をしてもらうために引越しを伝えます。

最初は「引越したくない」ということもあります。

それでも、少し落ち着いたタイミングで転校先の学校のホームページを一緒に見たり、学校の様子を伝えたりしました。

これから行く場所を知ることは、安心材料になると思っているからです。

そして、何より重要視しているのが友達と過ごす時間です。

とにかくたくさん遊んでもらいました。

お泊まりをしたり、ゲームセンターに行ったり、映画を見たり。

遊んでも遊んでも、まだ遊び足りない様子でしたが、引越しまで不安な時間こそ、出来るだけ楽しい思い出を作って欲しいと思っています。

友達へのプレゼントを一緒に選ぶのもおすすめです。お別れのプレゼントを選ぶこと自体が、子どもにとって心の準備になることもあります。

お揃いのものを用意すると、それが引越してからの「お守り」となり、離れても友達との絆を確認するアイテムになるのがよかったです。

転校に必要な手続きや準備については、こちらの記事にまとめています。
👉転校手続き完全マニュアル

引越し後にできること

引越し後に意識していたのは、

・子どもの話を聞く
・新しい土地を一緒に歩く
・引越し前の友達とのつながりを残す

この3つです。

子どもの話を聞く

引越し直後は、荷ほどきや手続きなどで大忙しです。でも、そんな時だからこそ子どもの話を意識して聞くようにしています。

転勤しても変わらないのは家族の関係です。

不安な時や悲しい時は、家族に話して心を落ち着かせるという関係が築けたらいいなと思います。

新しい土地を一緒に歩く

引越してすぐは、まだ新しい友達と遊ぶことはあまりありません。
その時期には、散歩やサイクリングをしながら近所を探検しました。

「こんなところに公園が!」「駄菓子屋さんがある!」

そんな小さな発見を重ねるうちに、自分の知っている場所に変わっていきます。そして、行動範囲が広がっていくことも、新しい生活への安心感につながったと思います。

引越し前の友達とのつながりを残す

引越し前の友達とは、電話や手紙で連絡を取り合えるようにしています。

携帯電話を持っていない時期は、親同士でつながっておき、ビデオ通話をすることもありました。

顔が見れるビデオ通話はとても楽しそうにしていますし、「電話」がまず新鮮でした。
手紙の交換も、書く時間と返事を待つ時間が子どもの楽しみになっていました。

「離れていても友達でいられる」という経験は、転勤族の子どもならではの宝物だと思います。

まとめ

小学3年生以降の転校はそれ以前の転園・転校とは違いました。

友達との関係が深くなっているからこそ、離れる寂しさも大きくなります。

子どもが「引越したくない」と泣く姿を見た時、

「転勤という親の都合で、かわいそうなことをした」

と何度か思いました。

でも、今子どもは新しい友達と元気に過ごしています。

もちろん、転校が全く負担にならなかったわけではありません。体調を崩したことも、学校に行きたくないといったこともありました。それでも、時間をかけて少しずつ新しい環境に慣れていきました。

振り返ってみると、転校を経験したからこそ得られたものもあります。

新しい場所で人と出会うこと。
自分とは違う環境で育った人と関わること。
慣れない場所でも、少しずつ自分の居場所を作っていくこと。

こうした経験は、転勤族の子どもだからこそ得られたものなのかもしれません。

親ができることは、寄り添いサポートしてあげることだと思います。

子どもの話を聞く。
友達とのつながりを残す。
新しい環境に慣れるまで待つ。
安心して帰ってこられる家を作る。

転勤でストレスを感じるのは子どもだけではありません。親も無理をしすぎず、できることをできる範囲で。

転校は大変ですが、転校したからこそ得られる経験もあります。

子どものペースを大切にしながら、一緒に新しい一歩を踏み出して行けたらいいですね。

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